孫子の兵法
内なる敵に備える
古の善く兵を用うる者は、能く敵人をして前後相及ばず、衆寡相恃まず、貴賎相救わず、上下相扶けざらしむ。卒離れて集まらず、兵合して斉わざらしむ。利に合えば而ち動き、利に合わざれば而ち止む。
via 孫子の兵法 九地編
昔から戦上手は、敵の前衛と後衛の連携を断ち、大部隊と小部隊が協力し合わないようにし、身分の高い者と低い者が支援し合わないようにし、上官と部下が助け合わないように仕向けて、敵兵が分散していれば集結しないようにし、集合したとしても戦列が整わないように仕向け、戦闘が有利に進められるようにしたものだ。そうしておいて、自軍が有利になれば戦い、有利にならなければ戦闘に入らずまたの機会を待ったのである。
キーマン
敵にも味方にもキーマンとなる人がいる。
キーマンと聞いて何をイメージするか?
凄い人
能力ある人
人脈ある人
肩書きある人
要するにどういう人か言える人で、何かに影響を与える人ですね。
今進めようとしていることに関して、キーマンが誰か、その人は何ができて、何ができないのか。
戦いであれば、司令官を倒せば概ね組織が崩壊する。
何か提案して通す場合は決裁権のある人は誰なのか。
ただ、小さい組織の場合、その他大勢の割合が少ない、または全員キーマンということもあり得る。
属人的なものを批判する論調がありますが、そもそも人がやることなので、属人的なのは当たり前です。
標準化、誰でも分かりやすいようにとした所で、クオリティをそのレベルに落としたってことです。
標準化、誰でも分かりやすいように、できるようにしたら、それこそもうAIに任せます。
まだそれができないけど、自動化できることは自動化してます。
キーマンにしか出来ないことがあるから、キーマンなのです。
その他大勢になるか、キーマンになるか。
内なる敵は自分であることが多いです。
悲劇のヒロインを自分で演じてませんか??
過去や未来の自分と戦ってもしょうがないですよ、今の自分を大切にしましょう。