ロサンゼルスバスケット
LAキャンプ2018夏 DAY2
朝からDrew League観戦に行きました。
5試合観戦。
ジェームズ・ハーデンなど多くのNBA選手が参加していました。
8分間×4Qで90点から100点とるオフェンス力。
身体からみなぎる強さ・弾性。これが本当にすごい。。
プレーについてばかり取り上げられていることが多いのでここで、Drew Leagueについて。
Drew Leagueとは、ロサンゼルスのコンプトン地区にあるKing/Drew Magnet High Schoolで夏の間に行なわれる、プロ・アマ混成のリーグ戦で、数多くのNBA選手もオフシーズンに参加することで知られています。
何故NBA選手が、怪我するリスクを犯してまで参加すると思いますか? その背景には、Drew Leagueの理念の1つと言える「Give back(ギブバック)」の精神があります。スーパースターのNBA選手も、今の自分があるのは育ててくれた地域や先輩のサポートのおかげ、次は自分が若い世代にそれを繋ぎたい。そのためにギブバック=恩返ししていくという文化がそこにあるのです。
また、今でこそNBAプレイヤーが参加し、ナイキがスポンサードする規模のリーグですが、45年前に始まった経緯を聞いて驚きました。ロサンゼルスのコンプトン地域は非常に治安が悪いことで知られていて、非行に走る子どもは少なくありません。そこで発起人の1人が、「バスケをやっていれば、その時間だけでも悪さをしないだろう」ということで大会を開いたのが始まりだということです。そして気づけばそこからNBA選手が生まれたり夢を見る土壌ができたりして、青少年の育成環境が上手く回り始め、治安も良くなるというサイクルが生まれました。
バスケのコンテンツが社会の役に立っている。この現実に、私は衝撃を受けました。日本でも総合型地域スポーツクラブの活動が活発化してきていますが、文科省が奨めるからやる。そんな表面的な部分だけでしか活動できていない部分も多々あると感じています。しかしDrew Leagueは、誰に言われるでもなく自分たちの力と信念だけで45年間続けてきました。私もこうした「スポーツで社会の役に立つコンテンツを作りたい」と考えています。
Via http://goldstandardlabo.com/blog/2015/09/07/hos-games/
・個人でバスケットボールの試合に参加できるコンテンツ
・プロバスケットボール選手育成するチーム
こういうものを作ると、
・参加者
・雇用
・帰ってくる場所
・人の流れ
・応援してくれる人
・バスケで生活できる人
が、できます、増えます。
僕はその中で、
・知識
・身体
・人生
について、関わった人々にプラスになるものにしたいと考えています。
バスケで関わって、課題が見つかって一緒に人生を豊かにする。
こんなに素晴らしいことはないのではないかと思います。
ロサンゼルスキャンプで何が見つかるか、何のきっかけになるかは人それぞれですが、参加者に応じて毎回、内容をカスタマイズして、プラスにして頂けるようにプログラムを組んでいます。
次世代にGive Backする文化を。
Drew League観戦後、少し身体を動かしました。
明日から、トレーニング開始です!










